河川での炭酸同化作用

流れの少ない浅い河川やため池などでは、夏場の日中になると水のpHが8~9程度に上がり、アルカリ性を示すことがあります。これは水中の藻類が、空気中から水中に溶け込んだ二酸化炭素(水中で炭酸イオン)を炭酸同化作用(光合成)により消費するためです。その結果、pH値が上昇することになります。生物環境的にはpHが8.5を越えると望ましくない水準と言えます。

2020年07月14日