第39回QC検定試験は3月16日に実施されました。次回(9月)の第40回QC検定試験から3級及び4級はCBT方式での試験となります。なお、1級及び2級は 従来どおりの筆記試験で行われます。多くの企業や団体組織でQC検定試験が活用されていることから、検定試験の運営がより効果的に、また受験者がより取り組みやすく便利な検定試験に発展し、継続していくことは重要なことと考えられます。運営に携わる者の一人として、支援していきたいと思います。
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次回QC検定はCBT方式で一部実施
認識が高まるQC検定
第37回品質管理検定試験(QC検定)が3月17日に全国で開催されました。今回は電子部品大手の工場が設営する試験会場に立会人として、試験の運営に参加しました。工場単位の試験会場ながら非常にたくさんの受験生であり、工場の品質管理に対する認識の本気度が窺えました。同社では各々の工場単位で試験会場を設け、QC検定試験を会社全体で導入し、品質管理意識やレベルの維持向上に役立てています。大手メーカーによる品質不正が明るみに出る昨今ですが、同社のように品質や信頼に経営の軸足を置く会社を多く見てきており、安心感と頼もしさを覚えた次第でした。
継続されるEMSとQC検定の取り組み
今年もQC検定試験(年2回実施)が3月19日に行われました。小生が立会人を担当する大手化成品製造企業は、自社工場で試験会場を設営し、製造事業所(グループ会社含む)あげてのQC検定試験の活用に継続して取り組んでいました。当企業のEMSへの取り組み及びQCへの取り組みは企業方針であり、自らの内部を管理した上で社会に貢献しようとする企業姿勢の本気度に心打たれた機会でした。
カーボンニュートラル
大手企業などに審査に伺うと、「将来に向けてのカーボンニュートラル」を発表される組織が、最近では増えてきました。日本を代表する企業が率先して地球温暖化防止の取り組みのレールを引くことは、社会全体への広がりを促し、好ましい状況といえます。しかし、その中身は、自ら取り組む二酸化炭素削減策のほかに、グリーンエネルギーの導入に負うところが大きいのも実状です。そのため、今後の政策動向においては、再生可能エネルギーを主体とするグリーンエネルギーの供給についてダイナミックに底上げを図ることや、排出量取引制度などの新しい仕組みの広がりが急がれるという思いが強まります。
コロナ禍最中でのQC検定試験
今年2回目のQC検定試験が9月5日に全国で実施されました。今回もコロナ禍の最中であるため、企業等が設置し運営する試験会場で受験するケースが設けられました。小生は大企業の工場が運営する試験会場の主催者側立会人として、QC検定試験運営の手伝いをしました。 当工場では、技術系のみならず製造現場や間接部門を含む工場社員全員がQC検定を取得するという方針のもと、毎回多くの若者がQC検定試験に臨んでいます。品質管理が製造業の根底をなすものとしての、その企業方針とその取り組みに敬服をした一日でした。